鳩対策の現状について紹介しています。　

一般的に鳩による被害としては、糞による建物の汚染、羽毛の飛散、悪臭及び騒音など
があげられます。

鳩の被害は毎日となると無視できません。なかでも鳩糞は大きな問題となっています。乾
燥した鳩糞から発せられる菌が、人間の呼吸器官から体内に入り、肺で発病巣をつくり、
さらに血管を通って最終的に脳の中枢神経を侵すことが最新医学で解明されています。
（因に鳩の糞が起因の病気としてアレルギー性疾患、クリプトコックス症およびニューカッ
スル病等がある）

鳩は一旦営巣するとその場所に対しての執着が極めて強く、一種類の器具だけで完全に
防除するのは至難の業です。鳩の習性や行動パターンを熟知した上で、それぞれの状況
に応じた対策を立てる必要があります。

�@磁石を応用したもの	�A目玉マーク、プロペラ、 擬似カラスのような威嚇器具	�B音や光で威嚇する方法
�C薬品、粘着剤を塗布 する方法	�D針状（剣山）のものやワイヤ ーを取り付ける方法	�Eネットを貼る方法

７年間の実績結果では�@〜�Bはいずれも「慣れ」の問題があり、早くて１週間長くても半年
以内に実効性が無くなってしまいます。�Cについてはそれなりの効果が認められますが、
持続性に問題があり、よくみて１年半が限度でそのメンテナンスと費用が大きなネックにな
ります。�Dは鳩の習性を利用したもので確かにその効果は確認され、素材と利便性にお
いて、いかに優れているかの問題になります。�Eは物理的にいっても破損しない限り完全
防除ができます。しかし、美観と設置場所に制限があることを配慮に入れなければなりま
せん。